「アミューズメントメディア総合学院」を検索すると、予測サジェストで「やばい」と出てきます。
ちょっと気になって調べてみたたら「やばい」とか出てきたら不安になりますよね。
実際のところ、アミュースメントメディア総合学院は「やばい・ひどい」学校なのでしょうか?
また何が「やばい・ひどい」のか?
今回はアミュースメントメディア総合学院(通称:AMG)がヤバイと言われる理由のほか、評判や口コミなども紹介していきます。
こんにちわ!現役声優・ナレーター・演劇団体代表の「しいな」です!
事務所名は明かせないけど、声優を目指す人なら必ず一度は耳にする事務所に所属しています!
大変なのはこれからなので、少しでも情報集めの助けになれば嬉しいです!
アミュースメントメディア総合学院(AMG)はやばい・ひどい?
まず結論を書くと、アミュースメントメディア総合学院はやばくもないしひどい学校でもありません。
2023年の実績ですが、卒業生の声優事務所への直接所属合格率が80.7%です。
よくある「他の養成所や劇団へ合格」ではなく、事務所所属の合格率です。
私が経験してきた感覚だと直接所属は多くても3~4割のところ、10人中8人が声優事務所に合格しているのは、驚きの数字です。
声優の学校に通う目的は、ほとんどの人が声優になるためだと思いますが、その目的を高い合格率で示しているAMGはやばい学校ではないと言えます。
でも、確かにこの合格率の高さはヤバイかも知れません。
AMGは何がやばい・ひどいのか?
高い事務所合格率で実績は十分なアミュースメントメディア総合学院ですが、一体なにが「やばい・ひどい」と言われているのか調べてみました。
AMGは専門学校ではなく無認可校
アミュースメントメディア総合学院の東京校は「専門学校」ではなく無認可校の声優スクールです。
ちなみに、姉妹校の「大阪アミューズメントメディア専門学校」は「認可校の専門学校」です。
無認可校というと怪しく感じるかもしれませんが、簡単に書くと「学校法人ではない」ということで、れっきとした声優の学校です。
学校法人の許認可校と無認可校の違いは声優養成所・専門学校・スクールの違いで書いてますので良かったら読んでみてくださいね。
学校法人は、土地の所有、専任講師が何割以上などなど様々な制約があるため、現役で活躍する声優を講師にするのが難しかったり、最先端のカリキュラムを取り入れるのが遅れたりします。
その違いが実績にも表れていて、現在は無認可校の方が人気が高いです。
その他の声優スクールについては声優専門学校・スクールおすすめランキングを見てくださいね。
AMGは授業が厳しくてついていけない
アミュースメントメディア総合学院全日制(週5日)のカリキュラムはすべてぎっしりです。
わずか2年でプロの声優を育てるために、厳しくなるのは当然です。
- 厳しいけど声優なれる可能性が高い
- ぬるい環境で声優になれる可能性が低い
どちらが良いでしょうか?
厳しいダメ出しを受けて落ち込むこともありますが、休んだらついていけなくなります。
他の生徒もいるので、それを待ってくれたりもしません。
厳しくする理由はプロの世界はさらに厳しいからです。
厳しくても絶対に声優になると覚悟して来ている人は「当然」と思いますが、軽い気持ちで来た人は「やばい・ひどい」となるわけです。
声優になった人は、プロとして送りだしてくれた母校を「やばい・ひどい」とはあまり言わないでしょう。
残念ながら「ついていけない」「合わない」といって途中で脱落してしまった人が「やばい・ひどい」と口にしているのが本当のところです。
AMGは学費が高い
アミューズメントメディア学院の学費は以下のようになっています。
コース | 学費(初年度) | 場所 | 期間 |
---|---|---|---|
声優・俳優学科/本科 | 約160万円 | 東京 | 2年・全日制 |
声優専科 | 約18万円~ | 夜間・日曜/6ヶ月 | |
声優オンライン専科 | 約11万円~ | 夜間・日曜/全20回 | |
学費補助 | 国の教育ローン 学院提携教育クレジット AMG特別奨学金制度 新聞奨学生制度 | ||
【東京】AMG総合学院ホームページ |
全日制の本科は初年度で160万円、2年目も140万円とかなり高額です。
過去には声優本科しかなかったので、この金額がやばい・ひどいと言われていましたが、現在では夜間・日曜の声優専科が開設され金額もかなり抑えられています。
学校法人だと制約があって週一日のコースが作れません。
要望に応じて柔軟に対応できるところも無認可校の強みです。
アミューズメントメディア総合学院の口コミ・評判?
AMGの卒業中の評判・口コミを調べてみました。
私は地方から上京してきましたが、方言が抜けなくて苦労しました。
半年過ぎた頃から演技のレッスンが始まりますが、なまっていると先生に指摘されます。
レッスンだけでは治らないので、家ではニュースを見たりアクセント辞典を読んで練習していました。
おかげで、今でも方言に気を付ける癖がついています。
レッスンがないときには自由に使える教室があって、自分のペースで練習できるので自主練に最適です。
他の生徒や先輩と一緒に練習することもありますが、それがとても参考になって自分では気づかないことを教えてもらったり、授業で役立つことを学んだりできます。
積極的に使ったほうが良いです。
レッスンがとても厳しいことに驚きました。
先生は甘くはありません。
でもそれはプロになるために必要なことだと思います。
ダメ出しを恐れて消極的なことをしていると先生は何も言ってくれません。
恐れずに挑戦したほうが成長できるし、改善できると先生も一緒に喜んでくれたりします。
入学してから半年間はボイストレーニングや体づくりに力を入れています。
最初は「こんなの声優に関係ないんじゃないか」と思っていましたが、インターンシップで現場を見て納得しました。 今では毎日ランニングや筋トレ、ストレッチを欠かさないようにしています。
インターンシップ制度でアニメの現場に参加できたことは忘れられない経験です。
現場の空気や収録の流れを学ぶことができ、プロの声優さんの素晴らしい演技を目の前で見て、自分の演技のレベルの低さを痛感しました。
もっと自分を磨かなければと思いました。
もっと多くのAMGの口コミを見たい方はアミューズメントメディア総合学院の「良い・悪い」口コミと評判を見てみてください。
やはりレッスンが厳しいという意見もありますが、厳しい反面プロとして必要なことを学べるようですね。
アミュースメントメディア総合学院(AMG)はどんな声優スクール?
やばい・ひどいの正体もわかったところで、AMGがどんな声優スクールなのか簡単に説明していきますね。
AMGの良い点1:直接所属率が高い
アミューズメントメディア総合学院は、未経験から2年間で直接所属になる割合が80%以上のため、人気も実績も高いです。
81プロデュース、賢プロダクション、マウスプロモーションといった大手はもちろん、1日1社だけのオーディションを70社(つまり70日)以上行うことで、経験と実力を高めてプロダクションの直接所属へ繋げています。
AMGの良い点2:夜間・日曜コースで通いやすい
今までは週5日の全日制だけだったため通える人が限られていましたが、夜間・日曜コースが開設されたことで、学校や仕事がある方でも通いやすくなりました。
金額面でも、かなり抑えられており約18万円から声優を目指すことが出来るようになっています。
また、通うのが難しい方にはオンラインコースもありこちらの金額もリーズナブルです。
AMGの良い点3:インターンシップ制度で現場経験が積める
AMG制作のアニメや吹き替え作品の収録に参加できるインターンシップ制度があり、本物の現場での経験を積むことができます。
私はこういった経験なしでいきなり現場に出て胃が痛くなった記憶があるので、良いシステムだと思います。
在学中に実力が認められると、その他大勢の「ガヤ」ではなく「役」で参加できることもあり、結果を出せばそのまま所属といった可能性もあります。
AMGの惜しい点1:校舎が東京と大阪にしか無い
読んだままですが、AMGは東京と大阪にしかありません。
しかも大阪は「学校法人」なので全日制だけです。
夜間・日曜コースを希望の方は東京に通うしかないのが惜しいところです。
人によっては夜行バスなどで通ってレッスンを受けている方もいらっしゃいます。
AMGの惜しい点2:学費が高い
全日制の話ですが、やはり初年度で160万円、次年度で140万円かかるのは高額です。
現役のプロ声優から2年間、基礎からしっかりと学べることが高いか安いかは人によると思います。
金銭的に厳しい方は夜間・日曜コースが18万円~なので、こちらを検討するのもオススメです。
アミュースメントメディア総合学院(AMG)の講師陣
アミュースメントメディア総合学院の講師陣は、現役の有名声優ばかりが名を連ねており直接指導を受けることができます。
- 西原 久美子さん(青ニプロダクション)
「ドラゴンボール改」ピーザ、「ONE PIECE」ペローナ、「サクラ大戦」アイリス - 松井菜桜子さん(アップアンドアップス)
「名探偵コナン」鈴木園子、「機動戦士ガンダムZZ」ルー・ルカ、「新機動戦記ガンダムW」ドロシー・カタロニア - 鈴木清信さん(81プロデュース)
「機動戦士ガンダム」ハヤト・コバヤシ、「忍たま乱太郎」斜堂先生、「かみちゅ!」源さん、「大江戸ロケット」長屋の三太 - 小宮和枝さん(テアトル・エコー)
『うる星やつら』ラン、『鬼灯の冷徹』天探女、『ハリー・ポッター』ドローレス・アンブリッジ - 平松晶子さん(賢プロダクション)
「スラムダンク」赤木晴子、「ケロロ軍曹」日向秋、「とある魔術の禁書目録Ⅱ」ヴェント、「地球防衛企業ダイ・ガード」桃井いぶき - 松本保典さん(シグマ・セブン)
「ドラえもん」のび太のパパ、「サザエさん」ノリスケ、「機動戦士ガンダム00」アレハンドロ・コーナー、「スレイヤーズ」ガウリイ=ガブリエフ - 桐井大介さん(大沢事務所)
「 バクマン。」港浦吾郎、「うたわれるもの」 オボロ - 冬馬由美さん(ALLURE&Y)
「ロードス島戦記」ディードリット、「ああっ女神さまっ」ウルド、「テイルズ オブ シンフォニア」リフィル
様々な制約がない無認可校だからこそ、これだけの現役声優を講師に招くことが可能になっています。
この講師陣に直接指導してもらえるのなら、年間150万円は高くないかも…?
AMGを卒業した声優は?
伊藤節夫、赤羽根 健治、落合 福嗣、白井 悠介、本多 真梨子、朝日奈 丸佳、加藤 英美里、芹澤 優、高倉 有加、羽多野 渉、三宅 健太、ランズベリー・アーサー、山下 誠一郎、髙坂 篤志、降幡 愛、柿原 徹也、末柄 里恵、西 明日香、朝井 彩加、河本 啓佑、河西 健吾、小林 裕介、門脇 舞以、山岡ゆり(順不同・敬称略)
代表作なども書こうかと思いましたが、多すぎてやめました(すみません)
もちろん、上記の声優以外にも多くの方がいらっしゃいます。
これだけの実績があり、現在も高い直接所属率を維持しているAMGは「やばくもひどくもない学校」だと思います。
ただし、軽い考えで行くと付いていくだけで精一杯になるので、まずは自分の本気度がどれくらいなのかをよく考えてみましょう。
「やばい・ひどい」のように、ネットの情報だけだと本当のところは分からないので、可能であれば資料を集めて他校と比較したり、実際に説明会や体験会などに参加して雰囲気を確認してから選ぶのが、一番良いかもしれません。
まとめ
歴史ある声優養成所や声優スクールは必ず「やばい」と出てくるので、あまり気にしなくて大丈夫です。
それよりも資料や体験会などに参加して、自分が納得してから通うのがいちばん後悔せずに済みますよ。