声優の夢は諦めたくないけど、40代~50代から始めて遅くないのか?
結論は、遅いことはありませんし働きながら通える養成所や声優スクールもあります。
ここでは、
について詳しく説明していきますね。
こんにちわ!現役声優・ナレーター・演劇団体代表の「しいな」です!
事務所名は明かせないけど、声優を目指す人なら必ず一度は耳にする事務所に所属しています!
少しでも夢を叶えるお手伝いが出来れば幸いです。
40代~50代から声優を目指しても遅くない理由
今から声優を目指しても決して遅いことはありません。
その根拠は40代~50代から声優になって活躍されている方がいらっしゃるからです。
どなたも実力派揃いの声優ばかりで現在もバリバリ活躍されています。
このように40代~50代から始めて決して遅くはありませんので安心してくださいね。
40代~50代から声優を目指すメリット
声優になる上で、すでに社会に出て人生経験があるからこそのメリットを説明しますね。
ビジネスマナーが身についている
声優にもビジネスマナーが必要です。
事務所の先輩やマネージャーとの関わりにも必要ですし、現場に行ったら他事務所の声優、プロデューサーや音響監督との関わりにもビジネスマナーが必要になってきます。
全く備わっていないと「なんだこの人?」となって、次から現場に呼ばれなくなる可能性もあります。
声優は現場での営業も必要なので営業力が備わっていると尚良いです。
時間にしっかりしている
声優業界だけに限ったことではありませんが時間にはとても厳しいです。
スタジオの時間は決まっているので、遅刻をしたら収録が遅れて多くの方に迷惑をかけることになり、場合によっては、その声優事務所のタレントすべてが呼ばれなくなる可能性もあります。
社会経験のある方は、遅刻が及ぼすトラブルの大きさを理解しているので、事務所側にとっても安心感があります。
これまでの経験を演技に活かすことができる
人生経験を積んできたことで視野が広く、多くの人に関わってきたことを表現の幅に活かすことができます。
また社会がどのように動き、成り立っているかの知識もあるので台本の読解や役作りにも役立ちます。
40代~50代から声優を目指すデメリット
メリットがあればやはりデメリットもあります。
40代~50代から声優を目指すデメリットも説明しますね。
年齢差
養成所や声優スクールに通う年齢層はほとんどが10代~20代です。
そのため少々浮いた存在にはなるので、その点の覚悟は必要です。
近年では40代以上を対象にしたクラスも開設されつつあるので、そういった所を選べば年齢差を感じることなくレッスンを受けることが可能です。
選択肢が少ない
声優養成所は年齢の上限がある所が多いです。
「この事務所に入りたい!」と思っても付属の養成所には年齢制限で入れないことが多く、選択肢が少ないのはデメリットと言えます。
しかし声優スクールは年齢上限のない所が多いので、こちらから声優を目指すことも可能です。
時間が多く取れない
多くの人は仕事をしながら声優を目指すことになるため、当然仕事中は練習の時間がとれません。
多くの時間を練習に割くことができないのでデメリットと言えますが、これまでの経験を活かして効率よくスキルを上げていくことでカバー出来ると思います。
40代~50代から声優デビューするには?3つのルートマップ
声優になるためには主に3つの方法があります。
一般公募のオーディション
主に声優事務所に所属していない方を対象にしてオーディションを行い、優秀者はデビューや養成所の特待生になれる特典があることも。
しかし高倍率なので簡単には受からず、一般公募のオーディションは詐欺まがいの所も多いため注意が必要です。
こちらでは、募集年齢の上限が広く開催プロダクションがしっかりしている安全なオーディションを紹介していくので良かったら目を通してみてくださいね。
キャストパワーネクスト
上記の有名タレントが所属しているキャストパワーネクストは、比較的年齢層の高い方が所属しているプロダクションです。
こちらでは、タレントはもちろん俳優や声優の一般公募オーディションを随時開催しており65歳までの方であれば応募が可能です。
優秀な方には特待制度があり、オーディションエントリーはスマホから30秒くらいで簡単にできるので、気軽に挑戦してみると良いですよ。
テアトルプラス オンラインアカデミー
鈴木福さん、小林星蘭さん、稲村優奈さんなどが所属するテアトルアカデミー開催の声優オーディションです。
オンラインを活用して匿名での声優活動も可能なので周囲に知られずに声優を目指すことも可能です。
こちらも69歳までの方が参加でき、スマホから簡単にエントリーできるので気軽に挑戦してみると良いですよ。
声優養成所に通う
声優養成所には、週1日や週末だけレッスンを行っているところもあり、数は限られるものの40代~50代から通える養成所もあります。
修了時には付属プロダクションのオーディションがあり、それに合格することで晴れて所属となることができます。
今からでも通える声優養成所は、後ほどまとめて紹介しますね。
声優スクールに通う
声優スクールに通って声優を目指すルートです。
声優スクールの強みはオーディションで多数のプロダクションを受けることが出来る所です。
養成所は自社の事務所しか受けられませんが、声優スクールでは年間に90社・400回以上オーディションを実施している所もあり事務所所属率が高く人気があります。
よく専門学校と混同されますが、専門学校は学校法人のため週5日制で費用も高額です。
声優スクールは週1日のコースもあり金額もリーズナブルで、働きながらでも通いやすくなっています。
養成所・スクールの詳しい違いについては声優養成所と専門学校・スクールの違いをご覧ください。
人気の声優スクールについても次で説明していきますね。
今からでも通える人気声優スクール
先に書いたように、声優スクールはレッスン生の声優事務所への所属が目的・特化しているため、実は養成所よりも声優になれる可能性が高いです。
養成所を持つプロダクションも声優スクールのオーディションに来るので、養成所に行かずに所属を狙うことも可能です。
週1日から通えるところもあるので、働いてお金を貯めながらレッスンを受けることも出来ますよ。
ここではチェックしておいた方が良い人気スクールを紹介しますね。
ヒューマンアカデミー
コース | 学費(初年度) | 場所 | 期間 |
---|---|---|---|
夜間・週一コース | 約24万円~ | 札幌/仙台/大宮/千葉/新宿/横浜/静岡/名古屋/京都/大阪/神戸/広島/岡山/北九州/福岡/熊本/鹿児島/那覇 | 6か月~ |
受講年齢 | 不問 | ||
卒業生 伊藤節夫、小原好美、金子彩花、村川 梨衣、大和田 仁美、小林 大紀、前川 涼子、下山田 綾華、田村 響華、伊藤 未帆、内藤 有海、川西 ゆうこ、清都 ありさ、町田 広和、美波わかな、大亀 あすか、熊谷健太郎、福 沙奈恵(順不同・敬称略) | |||
ヒューマンアカデミー公式ページ |
全国18校舎で同じ高品質の声優専門レッスン受けられ、年間400回・90社以上の所属オーディションが受けられるのが最大の魅力です。
全日制ほか週一日からのコースもあり、幅広い年齢層の方が声優を目指しており「オンライン特別講義」や「20段階評価シート」を使って、個々の得意分野や課題を明確にしてくれます。
卒業時のオーディションでは、所属するのが困難と言われる俳協や大沢事務所などの大手に加え、アクセルワン、ブラックシップスなど勢いのある事務所のオーディションを受ける機会もあります。
「近くに校舎がない」「通うのが難しい」という方でもオンライン養成講座が提供されているので、自宅に居ながら声優を目指すことも可能です。
無料の資料請求で貰える「オーディション必勝本」は、声優を目指すなら必ずオーディションを受けることになるので、今の内からゲットしておいたほうが良いですよ!
資料請求はこちら↓から出来ます(どちらも必勝本付き)
代々木アニメーション学院
コース | 学費(初年度) | 場所 | 期間 |
---|---|---|---|
週一コース | 約17万円~ | 東京、池袋、大阪、名古屋、福岡、広島、札幌、仙台、金沢 | 6ヵ月~ |
受講年齢 | 12歳以上(小学生は除く)であること | ||
卒業生 松岡禎丞、伊波 杏樹、田村ゆかり、高野麻里佳、鳥海浩輔、鈴木真仁、鈴村健一、江川大輔、中村悠一、水樹奈々、櫻井孝宏(順不同・敬称略)ほか多数 | |||
代々木アニメーション学院ホームページ |
45年の歴史がある老舗の声優スクールです。
代々木アニメーション学院(通称:代アニ)は、その歴史の中で多くの有名声優を送り出しており高い実績を誇っています。
業界に強いパイプを持つ代アニは、収録に使用した本物のアフレコ映像と台本を使用して、本番さながらに実習できるのが強みです。
カリキュラムの監修を松本梨香さん自らが行っており、選抜者は松本梨香さんから直接指導を受けられる特別授業もあります。
プロダクション50社以上が参加するドラフトオーディションでは声優事務所に直接所属が出来たり、在学中のデビュー実績も高く、これまで2000人以上が在学中にデビューを果たしています。
全国の主要都市部に校舎があり、近年では週一日のコースも設置され「近くに学校がない・仕事があって通えない」という方でもレッスンが受けやすくなりました。
詳しい内容は「え、アニメ雑誌⁉」と思うほど豪華な案内書で確認ができます。
見栄えが良いので、とりあえず目を通すだけでも面白いと思いますよ。
無料で貰えるので気軽にゲットしてチェックしてみましょう!
40代~50代から通える声優養成所
インターナショナルメディア学院
全国19箇所ほかハワイと香港の海外にも校舎を展開している声優養成所で、在学中から声優デビューのチャンスがあり年4回行われる所属審査によって最短3ヶ月で声優デビューが可能です。
月謝制で回数やカリキュラムを組めたり、オンラインにも特化しているのでスマホとネット環境があればレッスンを受けられるのが強みで、堀川りょう(ベジータ)さんや宮村優子(アスカ)さんなど有名声優に直接指導してもらえるのも魅力的ですね。
年齢・地域に制限が少なく受講が可能なので、詳しい内容は知りたい方はデジタルパンフレットを確認してみてくださいね。
公式サイトに行って画面を2~3回下に送るとダウンロードできます。
30秒くらいで受け取れるので簡単ですよ。
ガジェットリンク附属声優養成所
選抜クラス | プロクラス | |
---|---|---|
受験料 | 5,500円(ワーショップ参加者は全額免除) | |
入所金 | 16.5万円 | |
授業料 | 26.4万円 | |
計 | 43.45万円 | |
受講年齢 | 中学卒業以上 | |
公式ページ | ガジェットリンク附属声優養成所HP |
声優の平松広和さんが直接指導してくれるカジェットリンクの付属声優養成所で、スマホがあれば受講できるのが特徴です。
平松広和さんは「俳協ボイス」の講師をなさっていた方なので、言ってみれば俳協ボイスの指導を自宅から受けられるのが強みです。
最大15人の少人数制で、年2回ある所内オーディション後に課題をフィードバックしてくれるのは、次に何をするかが分かりやすくて良いですね。
talkback
本科 | 研修科 | |
---|---|---|
受験料 | 5,000円 | なし |
入所金 | 16.5万円 | なし |
授業料一括 | 26.4万円 | 26.4万円 |
合計 | 43.4万円 | 26.4万円 |
公式ページ | talkbackホームページ |
ケンユウオフィスは洋画の吹き替えに強い事務所で、その付属養成所であるtalk backは声優の堀内賢雄さんが全体監修を務める声優養成所です。
コースは本科と研修科ともに週1日または週2日のクラスがあり飛び級制度もあります。
本科・研修科ともに終了後に審査があり預かり生クラスへと進むことができます。
優秀であれば比較的早く所属となることが可能で、年齢制限がないのも魅力ですね。
その他の養成所・声優スクールは?
その他の養成所やスクールのランキングは↓をご覧ください。
声優になるために家で出来ること
今から家でできることについて説明していきますね。
まず結論を先に書くと、演技の練習はせずに基礎訓練をした方が良いです。
どれも変化が出てくるまでに時間がかかるものなので、これらの訓練をしておくと良いです。
なぜ演技の練習をしない方が良いかというと「誤った癖がつくから」です。
この誤った癖を修正するのはとても大変で、必要のない努力と時間をかけることになるのでやらない方が良いです。
ここは焦る気持ちをグッとこらえて基礎訓練のみにしておきましょう。
もちろんプロに正しい指導をしてもらうのはOKです。
腹式呼吸や滑舌の練習は以下にまとめてますので、良かったら読んでみてくださいね。
初見で音読する練習
アニメや外画では数日前に台本が渡されますが、それ以外は現場で渡されることが普通です。
物量が多いと原稿チェックが間に合わないので、初見で読むことになります。
初見の強さは単純に初見で読んできた量に比例するので、ニュースを数記事初見で読むことを日課にすると良いですよ。
知らない漢字や言葉に気付き調べることで、新たな知識の補填もできます。
縦書きの文章も音読するようにしましょう。
数週間くらいで変化に気づけるようになって、段々と楽しくなってくると思いますよ。
基礎訓練は日課にしていくことで「やらないと気持ち悪い」くらいになると当たり前のように出来るようになりますよ。
迷ったら抑えておくのはココ‼
今から養成所に通うか、所属率が高い声優スクールに行くか迷う人も多いと思いますが、迷ったらとりあえず以下の3カ所はチェックしておいた方が良いですよ。
特にヒューマンアカデミーの「オーディション必勝本」は読んでおいて損はないので、一度目を通しておくことをオススメします。
出来れば3カ所とも資料を取り寄せてみて、どう違いがあるのか比較すると「予想と違った」ということが防げて安心です。
忙しいとは思いますが、可能であれば体験入学や説明会に参加してみるのも実際の雰囲気が分かって良いと思います。