映像テクノアカデミア(通称:テクノ)は、東北新社グループの声優スクールのため「声優科」のほかに吹き替えの字幕や吹き替え台本などのプロを育成する「映像翻訳科」がある珍しいスクールです。
母体が東北新社のため洋画や海外ドラマやの吹き替えをやりたい声優志望の方にとって、非常に有力な候補の一つです。
ここでは、そんな映像テクノアカデミアの声優科についての評判や口コミ、スクールの良い点や惜しい点などをまとめて紹介していきますね。
こんにちわ!現役声優・ナレーター・演劇団体代表の「しいな」です!
事務所名は明かせないけど、声優を目指す人なら必ず一度は耳にする事務所に所属しています!
テクノ卒の知り合いは私の周囲にも結構いて、確かに評判も良いようです。
自分にあった学校が見つかるよう、微力ながらお手伝いさせてくださいね。
映像テクノアカデミアの評判は?
結論から先に書くと、テクノの評判はかなり良いです。
声優スクールは必ずといって良いほど悪評が目立つのですが、テクノに関してはあまりそういった評判が目に入ってきません。
やはりプロダクション所属率70%という高さに加え、母体の東北新社がしっかりしていること、卒業後のバックアップ体制がしっかりしているのが理由だと思われ、私が選んだ声優専門学校・スクールおすすめランキングで第4位に位置しています。
映像テクノアカデミアの口コミについて
ここからはテクノの口コミを紹介していきますね。
バラバラだと分かりづらいので悪い口コミ、良い口コミでまとめて紹介していきます。
映像テクノアカデミアの悪い口コミ
レッスンが厳しいという声がありますね。
ただ、厳しいからこそプロになれる可能性も高くなるので、本気でプロを目指す人には良い環境かも知れません。
不安な方は、いきなりレベルの高いコースに入らず基礎コースから徐々にレベルを上げていけば、自分のペースで実力をつけることができると思います。
講師の合う・合わないはどこでもありえる話で、こればかりは関わってみないと分からないのであまり気にしない方が良いです。
学校法人については声優専門学校と声優スクールの違いを読んでみてください。
映像テクノアカデミアの良い口コミ
講師の方は厳しいときもあるようですが、一生懸命熱意を持って指導してくれるといった内容のものが多いですね。
こういった熱意が生徒さんに伝わっているからこそ、口コミにあまり悪い評判が目立たない理由なのかも知れませんね。
映像テクノアカデミア声優科の特徴や学費は?
評判や口コミをチェックしたところで、ここからは映像テクノアカデミア声優科がどんな声優スクールなのかを説明していきますね。
映像テクノアカデミアの特徴
- 事務所所属率70%以上
- 洋画・海外ドラマの吹き替えに強い
- 週1~3回のレッスンをレベルに合わせて選べる
- 映像翻訳科とのコラボ企画で他クラスとの交流がある
- プロクラスでは、毎週オーディション形式の実践的なレッスン
毎年2月に40社以上の声優事務所にアピールをする「プレゼン公演(ステップ3のみ)」があり、ここで事務所に認められると所属となります。
プロダクション所属率が70%もあるのは、厳しい反面凄い実績ですよね。
映像テクノアカデミア声優科のコース
アニメ・外画コースステップ1:未経験者が基礎から学ぶ為のコースで、終了後にステップ2でアニメと外画に分かれます。
ステップ2:アニメまたは外画に特化しつつ、ナレーションなども学び、秋には試演会、3月には修了公演があります。
ステップ3:アニメまたは外画に特化した技術をプロレベルまで高めつつ、映像翻訳科とのコラボ授業や舞台発表を行い、プレゼン公演向けた実習を行っていきます。
キャッチアップコースステップ1+2:本来ステップ2修了まで2年かかるものを1年に集中してまとめたコース、こちらは週3日レッスンがあります。
キャッチアップコースステップ3:週3日のレッスンで、映像翻訳科とのコラボ授業やプレゼン公演向けた実習を行っていきます。
プロ特訓:声優プロダクションに所属している声優が、プロクラスへ入るための必要なスキルなどを習得するコースで、プロダクション所属していないと入ることができません。
プロクラス:東北新社で活躍する現役吹ディレクターや音響監督が講師を務めています。ほぼ現場と同じ状況なので、監督の目にとまればそのまま出演が出来るという、毎回がオーディションといっても過言ではないコースです。
コースが多すぎて、とても分かりづらいのですが…
- 基礎から時間をかけて学びたい人⇒アニメ・外画コースステップ1
- 基礎から早く学びたい人⇒キャッチアップコースステップ1+2
- 経験者⇒ステップ2、またはステップ3
- プロダクション所属者⇒プロ特訓、プロクラス
ということになります。
映像テクノアカデミアの学費は?
ステップ1からすべてのコースを受けていくと4年間で約177万円かかります。
急いでいる人には向きませんが、こうしてまとめてみると長い期間レッスンを受けられ、ステップアップ出来るシステムも用意されているので、総合的には他の声優スクールよりも割安感があります。
映像テクノアカデミアこれまでの卒業生
- 皆川純子さん
- 浅野まゆみさん
- 東條加那子さん
- 玉木雅士さん
- 杉平真奈美さん
- 乃村健次さん
- 青山穣さん
- 安芸けい子さん
- 牛田裕子さん
- 杉村憲司さん
- 小林ゆうさん
- かわのりょうこさん(順不同)
外画に強いイメージのあるテクノですが、アニメで活躍されている声優もいらっしゃいますね。
所属事務所の方向性や本人の頑張り次第で、アニメも外画も出来る声優を目指すことが出来ると思います。
映像テクノアカデミアの良い点、惜しい点
ここからは、テクノの良い点とちょっと惜しい点をまとめていきます。
テクノの良い点
- 母体が東北新社でしっかりしている
- 所属率70%
- プロコースは毎週オーディション形式で実践的
- 声優スクールとしては、期間が長く費用も比較的抑えられている
期間はやや長めですが所属率70%の高さは魅力的で、費用も他の声優スクールと比較すると抑えられている印象です。
実際、所属してもすぐに売れるわけではないので、仕事をしながらレッスンを受け所属後もしばらくは仕事と両立するといった選択が出来るのも良い点だと思います。
修了後にプロクラスというサポート体制があるのも魅力的なポイントですね。
テクノの惜しい点
- コースが多くてわかりづらい
- 東京しかないので通いづらい
- 期間が長い
期間が長いと言われるテクノですが「キャッチアップ1+2コース」だと期間を短縮することも可能です。
しかし、コースが多くてこういったことが分かりづらいのが惜しいところです。
また声優スクールでは珍しく東京にしか校舎がないので、通いづらいのも惜しいところです。
総合的には評価の高い声優スクールだと思います。
まず外画の吹き替えをやりたい声優志望の方にとっては有力候補でしょう。
社会人の方が、仕事と両立してじっくり声優を目指すのにも向いていると思います。